2019年度応急手当講習会


 三角巾を使った「応急手当講習会」と聞けば、だれしも、

「我が家に、三角巾なんてない。」

こんな思いに至る。確かに三角巾があるに越したことはない。基本的な応急処置は三角巾で学ぶのが良いが、災害時における実際の応急処置は「その場に有るもの」で代用しなければいけない。今日の講習会では、サランラップ、レジ袋、ダンボール、新聞紙、雑誌、傘などの使い方を教えていただき大いに役に立った。

 また、

  • 小さなティシュを止血に使う時は、あくまで応急処置だから、中身を出さずにつかう。傷口にティシュの中身をあてれば、後で傷口から取れなくなる。
  • 傷口が汚れた場合はお茶などのペットボトルの蓋に穴を開けてシャワーのように使うと良い。
  • 三角巾やレジ袋などの結び目は椅子の背中に当てない。
  • 腕を固定した紐は首に食い込むからハンカチなどを当てたほうが良い。
  • 足など骨折などした場合は、副え木を固定するために紐や三角巾を膝下の隙間のある所から通す。
  • 足を骨折している人を移動させる時、補助者は手をしっかり組む必要がある。
  • 幹部を動かさない具体的な方法、等

考えれば「なるほど」と思えることが緊急時には思いつかない。でも、講習会で説明を聞いていれば対応が容易にできる。

 有意義な講習会であったと言える。講師の神谷さんありがとうございました。